東京医科歯科大学 整形外科

東京医科歯科大学整形外科7

脊柱靱帯骨化症(後縦靱帯骨化症、黄色靱帯骨化症)

頚椎後縦靱帯骨化症の前方骨化浮上術

後縦靱帯骨化症は難病指定されている疾患であり、椎骨の後方を縦につなぐ後縦靱帯が骨化することにより、神経組織が圧迫を受け障害をおこします。頚椎に最も多いですが、胸椎や腰椎にも生じます。
現在、厚生労働省靱帯骨化症研究班の事務局を当科が担当しており、難病研究の拠点として全国の大学と共同で研究を行っております。頚椎後縦靱帯骨化症は保存的治療で効果が得られない場合や、脊髄症状が明らかな症例には手術療法が選択されます。手術は後方からの椎弓形成術が選択されることが多いですが、大きな骨化巣や頚椎に後弯がある症例では前方除圧固定が選択されます。
当院では前方から骨化を浮上させる手術を多数行っており、全国から患者さんのご紹介をいただいております。ハイブリッド手術室で術中CTを併用し、脊髄モニタリング下に安全な手術を行っております。また胸椎後縦靱帯骨化症黄色靱帯骨化症の手術も多数行っており、特に治療の難しい胸椎後縦靱帯骨化症では、後方からの除圧固定術に加え、必要に応じて骨化巣の浮上術も行っております。(文責:吉井)

骨化巣の3Dイメージ
骨化巣の3Dイメージ
(最終更新:2017-07-21)
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