東京医科歯科大学 整形外科

東京医科歯科大学整形外科7

骨軟部腫瘍

骨軟部腫瘍とは

 骨、筋肉、脂肪、血管、神経などから発生する腫瘍を骨軟部腫瘍といいます。これらは、一般的な「がん」とは異なり、上皮を持たない組織(非上皮性組織)を由来とする腫瘍です。骨軟部腫瘍は大きく骨腫瘍(骨由来)と軟部腫瘍(筋肉、脂肪、血管、神経などの軟部組織由来)の2つに分かれ、さらに良性腫瘍と悪性腫瘍に分かれます。
悪性腫瘍のものを肉腫と呼ばれています。発生頻度が比較的稀であり、種類が多く、専門性が非常に高い腫瘍という特徴があります。

骨軟部腫瘍の治療について

 治療は、良性腫瘍であれば、掻爬術(骨の中の腫瘍を掻爬する手術)や摘出術(腫瘍のみを切除する手術)などを行います。一方、悪性腫瘍(肉腫)に対しては、再発を防ぐために腫瘍広範切除術を行うことが一般的です。これは、腫瘍を周囲の正常組織で取り囲むようにして、一塊にして切除する術式をいいます。さらに腫瘍の種類によっては、抗がん剤などの化学療法や放射線療法を手術の前後に追加することもあります。
 前述の様に、非常に珍しく、専門性の高い腫瘍なので、骨軟部腫瘍を専門としている腫瘍整形外科医による早期診断、早期治療が重要です。当院では毎週水曜日の午前中に骨軟部腫瘍の専門外来を開設しております。診断に難渋する場合も時々ありますが、骨軟部腫瘍を専門とする関東の整形外科医、画像診断医、病理医と定期的に症例検討を行うシステムを備えており、正確かつ迅速な診断を目指しています。また、がん研究会有明病院および埼玉県立がんセンターと連携して診療を行っており、もし、これらの病院で治療が必要だと判断した場合は、速やかにご紹介し、治療が開始できるシステムも備えています。骨軟部腫瘍の診断、治療などについてわからない点がございましたら、お気軽にご相談下さい。

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(最終更新:2016-10-05)
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