外傷整形外科は、骨折などの怪我を治療する専門分野です。老若男女を問わず、誰しもいつどこで怪我をするかもしれません。転倒などの軽微な外傷から交通事故などの高エネルギー外傷まで、不幸にして受傷した怪我に対し、より早い回復よりよい機能予後を初診時から目指して治療していきます。
担当医師
整形外傷外科治療開発学講座
准教授 王 耀東
Yoto Oh
先端医療開発学講座 整形外科学分野
助教 加来 拓実
Takumi Kaku
生体支持組織学講座 運動器外科学分野
特任助教 天野 祐輔
Yusuke Amano
先端医療開発学講座 整形外科学分野
医員 佐々木 礁
Sho Sasaki
手術実績
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
上肢外傷 | 36 | 17 | 17 | 41 | 57 |
下肢外傷 | 114 | 42 | 72 | 90 | 139 |
骨盤外傷 | 6 | 8 | 10 | 13 | 8 |
その他 | 8 | 5 | 6 | 6 | 5 |
開放骨折 | 40 | 11 | 14 | 23 | 36 |
全件数 | 164 | 72 | 104 | 150 | 209 |
診療内容
外傷整形:月曜日午前、木曜日午後、金曜日午後
主には当院救命救急センターに救急搬送された患者さんの整形外科外傷を診療しています。重度多発外傷の場合には救急科と連携し、全身状態を考慮した治療戦略にて、生命予後のみならず、よりよい機能予後を目指して治療しています。
また当科一般外来を受診された各種外傷や、スポーツ選手の四肢骨折なども積極的に治療しています。
上記の専門外来にて一般外来診療も行っており、特に手術症例の長期経過観察を徹底しています。
研究の内容
非定型大腿骨骨折の発症要因の解明
非定型大腿骨骨折の発症要因として、特定の飲み薬(骨粗鬆症の薬、胃薬、ステロイド剤など)による骨代謝過剰抑制、荷重ストレス(疲労骨折)、大腿骨の弯曲変形、骨粗鬆症などが考えられていますが、まだ明らかになっていないことが多いです。当科では主にCT有限要素法解析により、非定型大腿骨骨折の力学的発症要因を研究しています。