新しい医療用診断装置を開発します
先端技術医療応用学講座は、東京科学大学の臨床経験豊かな医師と、先端技術を持つ企業、工学者との密接な連携により、医療現場からの発想と企業の持つ最先端工学技術を融合し、革新的な医療機器を画期的な早さで開発することを目的に、2015年4月に開講したジョイントリサーチ講座です。
整形外科医2名、循環器科医1名、工学者1名、企業(TDK株式会社、株式会社リコー)からの研究員4名と充実したスタッフ構成で、数年以内にいつくかの最先端の医療機器を完成させることを目標に頑張っています。
東京科学大学発の医工連携、産学連携による医療イノベーションをとおして、医学、産業の発展に貢献します。
メンバー
先端技術医療応用学講座
教授 川端 茂徳
Shigenori Kawabata
運動器機能形態学講座
助教 佐々木 亨
Toru Sasaki
先端技術医療応用学講座
助教 橋本 淳
Jun Hashimoto
先端医療開発学講座 整形外科学分野
大学院生 東川 尚人
Naoto Higashikawa
先端医療開発学講座 整形外科学分野
大学院生 田村 聡至
Satoshi Tamura
研究内容 実績例紹介
背磁計による脊髄機能診断
脊髄の障害部位診断では、MRIなどの画像診断のほかに、電気生理学的機能診断が必要なことが多くあります。
しかし脊髄の電流を体表から測定することは困難です。(周囲組織の影響で減衰するため)
それが磁場であれば、体表から測定が可能です。
われわれが共同で開発した脊磁計では、体表から脊髄の障害部位診断をおこなうことに成功しており、
臨床応用を進めている段階です。