整形外科の医局体制
教室会議
1970年に教室員各自の主体的参加と責任を前提に、人事の公募と互選による民主的運営を行うため、教室会議が発足した。全教室会議員の中から選挙によって公選されたメンバー(議長・副議長・会計・運営委員)で、若手医師の教育の充実と、大学院や専門班、協力関連施設による研究・医療活動の支援を目的とし、教授の意向と調整を図りつつ、人事の運営を行っている。また教室会議では、2009年に産休・育休からの女性教室員の臨床復帰を支援するために、条件付きの勤務で人事を運営する「変則勤務人事制度」を発足させた。現在の会員数は208名である。
専門班
教室会議の発足とほぼ同時期に、症例の集積、稀少症例の共有、学会活動、専門スタッフの育成、新治療法の開発などを目的に、各診療専門班が発足した。
各班とも独自のカンファランスなどを通じて、積極的な交流・活動を行い、各領域の学会でも活躍している。また、あえて専門班には属さずに一般整形外科医として臨床を行っている教室員も(少数ではあるが)存在する。当科の教室員は後期研修修了後、希望に応じて専門班に入班することになる。
同門会
現役の教室員に加え、教室OBの開業医なども含めた会員からなる組織。会員の親睦・福祉・相互扶助の企画実施、会員相互の緊密化の強化、会員各位・教室の発展を目的として、集談会・卒後教育研修セミナーの主催、奨学金の付与、学会主催準備の寄付金収集、同門会ニュース・同門会誌・名簿の発行などを行っている。現在の会員数は441名で、当科の後期研修医は、研修開始時に同門会にも入会することになる。