第34回 日本臨床スポーツ医学会学術集会

34回 日本臨床スポーツ医学会学術集会 参加報告

大学院生 吉田龍

 

今回20231111-12日に開催された  集会(以下、臨スポ)に参加しましたので報告いたします。

開催はクリスマスツリーも出始めてカップルに支配され始めたみなとみらいにあるパシフィコ横浜でした。臨スポは様々なスポーツに関する報告が集まる会で、我々が良く聞くような整形外科的な演題から、音楽聴取が運動パフォーマンスに及ぼす影響や、 アスリートにおける花粉症の実態調査などマニアックな演題まで幅広く揃っています。

今回、私は「ラグビーリーグワンDivision31チームにおける脳振盪の発生率」というタイトルで一般口演発表を行いました。内容は、自分がチームドクターとして所属するラグビーリーグワンクリタ water gush 昭島での脳振盪発生数や発生率を調査し、脳振盪検出率をあげるために取り組んだ活動についても報告するといったものです。スポーツ統計のような内容の発表は今回が初めてでしたので準備段階からやや難渋しましたが、なんとか伝えたい内容を発表できました。また、クリタからは現在同愛記念病院でローテート中の秀 恵輔先生も「コンタクトスポーツにおけるハムストリング付着部損傷」をオーラル発表し、初の口演とのことでしたが堂々と発表していました。2題ともご指導いただいた大関先生にはこの場を借りて御礼申し上げます。

もちろん医科歯科グループの著名な先生方もたくさん発表や座長をされておりましたが、今回注目すべきは運動器の大学院生の萩原怜奈先生です。萩原先生はシンポジウム「Young Member’s Meeting」でシンポジストデビューされ、若手スポーツドクターの立場から発表していました。普段の活動内容を中心にわかりやすい発表で、とても感銘を受けました。

 

最後になりますが、臨スポに参加してスポーツ分野の様々な研究や発表に触れ、自分自身もスポーツ分野の研究をさらに頑張ろうと感じました。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

 

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