第86回日本リハビリテーション医学会地方会 開催報告

第86回日本リハビリテーション医学会地方会 開催報告

東京科学大学 酒井朋子

令和8年3月1日、第86回日本リハビリテーション医学会地方会を東京科学大学鈴木章夫講堂にて開催いたしました。本地方会は、日本リハビリテーション医学会の関東地方会として年2回開催されている学術集会であり、関東地域に所属している医学会会員を中心にして日常診療や研究の成果を共有する重要な場となっています。
当日は一般演題21題、教育講演3題が行われ、約120名の参加者を迎えて活発な議論が行われました。
午前の一般演題では、急性期から生活期まで幅広いリハビリテーション医療に関する発表が行われ、脳血管障害、運動器疾患、内部障害など多様なテーマについて議論が交わされました。
午後には生涯教育研修会として3題の講演が行われました。川口きゅうぽらリハビリテーション病院副院長の牧田茂先生より「回復期リハビリテーション病棟における心臓リハビリテーション医療の視点」と題した講演が行われ、回復期病棟を活用した外来心臓リハビリテーションの取り組みについてご紹介いただきました。続いて、東京科学大学災害危機管理部部長の植木穣先生より「災害医療の歩みとリハビリテーションにできること」と題した講演が行われ、我が国の災害医療体制の発展の歴史とともに、災害時におけるリハビリテーション医療の役割について理解を深める機会となりました。さらに、東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授・病院スポーツサイエンス部門長の柳下和慶先生より「スポーツ外傷に対する高気圧酸素治療の実際とメカニズム」と題した講演が行われ、高気圧酸素治療の作用機序や臨床応用について最新の知見を交えてご紹介いただきました。
本地方会は多くの参加者の協力のもと、盛会のうちに終了いたしました。本地方会を通じて共有された知見が、今後のリハビリテーション医療の発展および臨床・研究活動のさらなる向上につながることを期待しております。

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