第99回日本整形外科学会学術総会参加報告

99回日本整形外科学会学術総会参加報告

大学 佐々部敦

99回日本整形外科学会学術総会が、令和8521日(木)から24日(日)の4日間、医科歯科大が主催して以来4年ぶりに兵庫県神戸市において開催されました。 学会としては100年の歴史を誇り、本総会のテーマは「100年をつなぐ」でした。日整会100周年特別企画として各大学代表のポスター展示も行われ、本学からは「頸椎OPLLに対する前方骨化浮上術術式の開発と継承・進化」と題した、山浦先生を起点とする50年にわたるレジェンドの先生方の系譜が展示されました。

 

ここ数年はAIをテーマとした発表が散見されていましたが、今回は人工知能のセッションが5つも設けられ、教育研修講演においても生成AIを活用したインパクトのある発表が見られました。使い方の適切さは言うまでもありませんが、一般の整形外科臨床においてもAIを使いこなすことが求められる時代が到来しつつあると実感しました。ランチョンセミナーではエコーのセッションが満席となっており、若手から開業医の先生方まで幅広い関心を集めていたことが印象的でした。

 

親善スポーツ大会ではサッカー・バスケットボール・モルックが開催されました(野球は雨天のため中止)。サッカー部が19年ぶりに本戦へ出場し、4日間の早朝における激戦を見事に勝ち抜いて優勝を果たしました。決勝の応援に駆けつけましたが、早朝に教授陣のほか同門会の先生方も集い、科学大整形外科の絆を強く感じる場面でした。

 

 

最後に、私自身の発表についてもご報告申し上げます。今回は「神奈川ひざスタディ」から健常膝の半月板における男女差についてのポスター発表をいたしました。年末の演題採択通知と同時に優秀ポスター候補である旨の連絡をいただき、異なる分野の発表との比較になることを踏まえ、視覚的な完成度を高めることに注力しました。今回は全7題が優秀ポスター候補とされ、うち2演題が優秀ポスター賞、1演題が最優秀ポスター賞に選ばれるとのことでした。自分のポスターには目印のマークが付けられ、入り口にも掲示していただいたこともあり、多くの方に足を止めていただけたことは素直に嬉しく思いました。内心そわそわしながらシンポジウムを聴講していたところ、最優秀ポスター賞受賞の報が届きました。多少の期待を込めてスーツを新調した甲斐があったというものです。研究をご支援・ご指導いただいた関矢先生をはじめ再生医療研究センターの皆様、これまでにも発表の機会を与えていただきご指導くださった諸先生方に、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

全体を振り返りますと、整形外科医として9年目を迎えた今、JOAは参加を重ねるごとにより深く満喫できるようになってきたと感じています。今後もJOAで発表し続けることを一つの目標として、引き続き学術活動に邁進してまいります。

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