2024 ISSLS 参加報告
済生会川口総合病院 髙橋拓也
5月27日から31日にイタリア、ミラノで開催されましたISSLS ANNUAL MEETING 2024に参加しましたことをご報告いたします。当教室からは大学から平井高志先生、山田賢太郎先生、市立青梅総合医療センターより加藤剛先生、済生会川口総合病院より私の計4人が参加いたしました。今年は元防衛医大の千葉一裕教授がpresidentをされた記念すべき会でした。
ミラノは、ミラノコレクションで知られる「ファッションの都」であり、今回我々も拝見したレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐もある芸術的にも有名な都市です。移動ですが、東京からフランクフルトまで14時間半、乗り継ぎでフランクフルトからミラノまで1時間ちょっと、と行くだけで飛行機には2度と乗りたくないと思わせるような行程で、人生で初めて「足が浮腫んでいる」と自覚しました。しかし、ミラノに着いて街にでてみると、移動の疲れが吹き飛ぶほど、街並みの綺麗さに圧倒されました。
肝心の学会に関してですが、ミラノは地下鉄や路面電車、バスが発達している町ではありましたが、学会会場はそれらを駆使してもアクセスの悪い場所で行われていました。発表は主にシンポジウムのホール、スペシャルポスタープレゼンテーション会場、ポスター会場に分かれており、千葉先生や大鳥先生をはじめ、日本人の発表が思ったより多い(??)、という印象でした。シンポジウムが行われていたメインホールでは、1人発表が終わると、5.6人がマイクに並ぶという、日本ではなかなかお目にかかれない風景をよく目にしました。そのため自分でなくてよかった、と思わずにはいられませんでした。また、「医科歯科の先生をISSLSで見かけるのは意外」という話を聞いて、やはり医科歯科は頚椎、と再認識させられました。私に関してですが、スペシャルポスタープレゼンテーションで発表する機会をいただきました。発表者ほぼ全員United Statesというメンツで、海外学会での発表が初めての私にとって、厳しい戦いを強いられ、英語、精進しようと思ういい機会になりました。
また帰る時も一苦労であったのはさておき、最後に、お忙しい中、手厚い御指導をいただきました平井高志先生、休み中サポートしていただいた済生会の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。今後とも御指導、御鞭撻の程、よろしくお願いいたします。