第73回東日本整形災害外科学会 参加報告
大学 橋本泉智
この度9月27日,28日に開催されました第73回東日本整形災害外科学会に参加させて頂きました。
本学会は皆様ご存知の通り、歴史の長い東日本の整形外科医を中心に毎年秋に開催され、現在では若手の先生方を中
心に白熱したプレゼンテーションが交わされる伝統のある学会であります。今回は日本医科大学の眞島教授主催
のもと、箱根のザ・プリンス箱根芦ノ湖で開催されました。一つのホテルをほぼ貸し切って、海外学会を彷彿させるような会場でした。
今回の学会テーマが[Schools of thought]ということで、医療の進歩は、様々な学派やアイデアが出会い、議論されることで生まれ、異なる見解やアプローチを尊重し、学び合うことで、より良い医療を提供するための道を見つけ出すことができるというメッセージのもと多くのセッションが組まれておりました。教育講演では、吉井教授が[脊椎疾患診断のピットフォール ー整形外科医として知っておくべきことー]、ランチョンセミナーでは九段坂病院大谷先生が[骨粗鬆症性椎体骨折・成人脊柱変形に対する脊柱再建術と骨脆弱性対策]を御講演されておりました。またテーマにもあるSchools of thoughtセッションが7つ組まれており、[骨粗鬆症性椎体骨折に対する治療 保存か早期BKPか][転位のある大腿骨頸部骨折に骨接合術か? BHAもしくはTHAか?][TKA: conventional surgery vs CAS robotic knee surgery][外傷性肩関節不安定症における関節窩骨欠損に対する補強術 烏口突起移行vs骨移植]など興味がわいていくるトピックが多くありました。当教室からも東京北医療センター望月先生、川口工業総合病院高橋先生が御講演されておりました。ハンズオンでは大学の平井先生が[脊椎手術におけるドリルテクニック]というテーマで盛り上がっておりました。一般演題では当教室から9演題の発表がありました。特に若手優秀演題アウォードセッションには大学院生の杉浦先生、九段坂病院の後藤先生、ケースシリーズアウォードセッションには大学レジデントの伊藤先生がノミネートされました。
伊藤先生 後藤先生
杉浦先生
アウォードセッションの結果ですが、大学の杉浦先生が王先生御指導のもと受賞されました!おめでとうございます!去年も杉浦先生は王先生御指導のもと同賞を受賞されており、2連覇です!お二人の最高の笑顔が素敵です!